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引出物・引菓子とは
古くは中国の書物に「引出物」という言葉があります。日本では平安時代が由来で、江戸時代くらいまで「進物」「贈り物」という意味で使われていました。この「引出物」という言葉は招待したお客に馬を引き出して、お土産を贈るという慣わしが起源です。
引出物の数は、2人の中が割れないように縁起を担ぎ、割り切れない奇数の数字が好まれると言われています。引出物はメインの記念品の他に、鰹節や引菓子が一般的です。この鰹節は、武士の時代、勝つ男武士=鰹節という語源から現代も縁起物として使われています。最近の結婚式の引出物に関しては親族・既婚・独身・会社関係・男性・女性という贈る方からの嗜好によって、またご祝儀で頂くことが予想される金額によって引出物の内容や価格帯を分けてお選びになる方が多いです。場合によっては、人気ブランドのバカラやティファニーなどの食器・グラスをメインで選ぶこともあるようです。
ご夫婦でいらした場合は引出物を一つになさる場合、または別々の引出物を夫婦各々に贈る場合があります。ご両親とよく相談して決めることをお薦め致します。引出物としては食器類が一番人気ですが、最近増えてきたのがカタログギフトという、ゲストが家に持ち帰ってゆっくりほしい品物を選べるタイプです。また最近では年配者と同年代の人とで、別の引出物を用意するカップルも多いようです。
和装の引菓子も、招待状を送る2ヶ月前頃に決め、どのショップにオーダーするかを決めます。
数が多い場合などは、在庫を確認しておくといいでしょう。出欠が確定する1ヶ月前に個数を伝えて発注し、手作りや、ラッピングを自分たちでする場合などはより早めに準備しておきましょう。
また引出物の包装には両家の姓を入れ、引菓子にはふたりの名前を入れるのが一般的です。
一般的に、品物1〜2品と引菓子を贈ります。3000〜4000円の引出物と、1000〜2000円の引菓子の組み合わせが平均的なようです。引出物・引菓子は全員分用意する必要はなく、新郎新婦はもちろん、両親には花束や記念品を渡すので不要、また夫婦や家族で参加してくれた場合は引出物もひとつにするのが主流なので、だいたい参加人数の8割ぐらいの数で足ります。
ただし引出物にはそれを入れる袋が必要で、その袋代がひとつ300円ほどかかります。この袋代はパックプランなどに含まれていない場合があるので注意しましょう。また、引出物・引菓子はたいていの会場で手配できますが、割高になる場合もあります。ただ外部で発注する場合は持ち込み料が300〜500円程かかることが多いので、事前に確認しておきましょう。
これらの予算を踏まえて、どれくらいの価格のものにするか決めていくと良いでしょう。
最終更新日:2019/3/20